
最終確認:2026年6月 / 最新の公式情報は在ロシア日本大使館でご確認ください。
2026年6月20日に何が起きたか
2026年6月20日、Telegramコミュニティ「日本についての雑談」は騒然となりました。「日本の短期ビザが7月1日から5倍に値上がりする(現在の3,000円→15,000円)」という報道が急速に拡散したのです。
コミュニティには即座に反応が相次ぎました。
「今すぐ申請した方がいい?!」
「ビザが有料になったら、もう日本に行けない人が増える…」
「今日中に申請書を出しに行く!」
「みんな落ち着いて。ロシア人にとってビザは元々無料でしょ」
最終的に、混乱は数時間で収束しました。なぜなら、この値上げは「すでにビザ申請料が有料の国」が対象だったからです。ロシア国籍者の日本観光ビザはもともと無料で、今回の値上げは全く別の話でした。
この一件はコミュニティ内で苦笑いを誘いながらも、「情報を正確に読む力の大切さ」を改めて示した出来事として語り継がれています。
整理:ロシア人の日本ビザは無料ですか?
答え:ビザ審査料(консульский сбор)は無料
ただし、現在はVFSグローバル(旧称:ВЦ、ビザセンター)を通じた申請が事実上の標準ルートとなっており、VFSのサービス料(сервисный сбор)が別途かかります。
費用の内訳(2026年6月時点)
費用の種類 | 対象者 | 金額 | 支払先 |
|---|---|---|---|
ビザ審査料(領事料金) | ロシア国籍者 | 無料 | — |
VFSサービス料 | VFS経由で申請する全員 | 約3,500〜5,000円相当(ルーブル払い) | VFSグローバル |
VFSのサービス料は変動する可能性があります。最新の金額はVFSグローバルの日本向けページで確認してください。
なぜデマが拡散したのか:情報の「コンテキスト抜け」問題
今回の値上げニュースの構造を整理するとこうなります。
日本政府が「短期ビザを現在の3,000円から15,000円に値上げ」を決定(本当の話)
ただしこれは「ビザ申請料が元々有料だった国の国民」向けの変更
ロシア国籍者のビザ申請料は従来から無料のため、今回の値上げ対象外
この「誰向けの話か」という文脈が報道から抜け落ち、「日本ビザ5倍値上げ!」として拡散
コミュニティでは、「5 × 0 = 0 なので値上がりしようがない(笑)」という声も出ていました。確かに無料が5倍になっても無料です。
旧ソ連諸国における「有料かどうか」の違い
コミュニティ内では「ウクライナ人やカザフスタン人はどうなの?」という質問もありました。現時点の情報では:
ロシア連邦国籍 → ビザ審査料:無料
上記以外の旧ソ連諸国(ウクライナ、カザフスタン等) → 国によって有料・無料の扱いが異なる場合があります(最新情報は各国向けの公式ページでご確認ください)

VFSサービス料について知っておくべきこと
「ビザが無料」と言っても、現在はVFSを経由することでサービス料が発生するため、完全に費用ゼロではありません。この点についての注意事項をまとめます。
VFSは「窓口」であり「審査機関」ではない
重要な認識です。VFSのスタッフは書類を受け取って大使館に転送する役割です。ビザ発行の可否は大使館のみが決定します。
コミュニティでの体験談によると、VFSスタッフが「このような書類は通りません」と言ったケースでも、実際には大使館がビザを発行したという例が複数報告されています。VFSの窓口判断に振り回されず、大使館の公式情報を基準にしましょう。
公式のVFSページを見分けるポイント
「これ、本当の公式サイト?」という質問もコミュニティで出ていました(理由は、申請書類の書き方ガイドに「Germany(ドイツ)」という別国の記載があったから)。
公式のVFSサイト(日本ビザ、ロシア向け)のURLはこちらです:https://visa.vfsglobal.com/rus/ru/jpn/
VFSは複数の国のビザを取り扱っているため、一部の書類テンプレートに別国の情報が混入していることがあります。書式は必ず大使館公式サイトのテンプレートを使用してください。
今後のデマに振り回されないために
ビザ関連の誤情報はこれが初めてではなく、今後も繰り返されます。以下の「情報チェックフロー」を身につけておくと安心です。
情報チェックフロー
信頼できる一次情報源:
まとめ
日本ビザが5倍に値上がり → ロシア人には関係なし。審査料は元々無料。
ただしVFSのサービス料(別途)は存在する。これは値上がりの話とは無関係。
今後もビザ関連の誤情報は出てきます。一次情報源(大使館公式)を確認する習慣が大切。
「急いで申請しなきゃ」と焦らせるニュースは、まず誰向けの話かを確認してから動きましょう。
本記事はTelegramコミュニティの体験報告(2026年6月)に基づいています。ビザポリシーは変更される場合がありますので、常に大使館公式サイトを最終確認先としてください。

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